転調について

ノウハウ編

みなさんこんにちは!


本日は音楽理論の
転調についての記事です!


この辺の知識が全くない人向けに
わかりやすく書くので、


ある程度知識がある人には
退屈な内容かもしれません。


ですが全く知識がない人は
ぜひ最後まで読んでみてください!


転調の知識があるだけで
曲を作るときの
レパートリーが増えるだけでなく、


曲を聴くときにも
その曲の構成を理解でき、


今まで以上に音楽を
楽しむことができます。



逆にこういった音楽理論を知らないと


自分よがりな曲になる


素人っぽさが抜けない


こんな状況は続きます。




まずはじめに楽曲の
キーについて説明します。


「キー」とは楽譜上で
調性を示すための記号と
主音を示す音名によって表されます!


例えば…
Cメジャーのキーとは


Cが主音でメジャースケールに
基づいて構成されている曲。


メジャースケールとは
例えばCが主音の場合
ピアノの白健のことです。


めちゃくちゃ
ざっくりな説明ですが…


決まったスケールの中で
音を鳴らすことで
その曲がメジャーキーになります。


適当にピアノを鳴らしていても
曲っぽくはないですが、


白健だけでピアノを弾くとなんとなく
聞くことができるのは
これが理由です。


話を戻して曲には
基本キーがあります。


そして楽曲の雰囲気は
この「キー」が決めています。


例えばCメジャーというキーは
自然なシンプルさと
明るさを持つキーです。


有名な曲でいうと


スピッツのチェリー


Greeenのキセキ


などです!


Cメジャーは逆に
少し暗い雰囲気を持ちます


有名な曲でいうと


NirvanaのSmell Like Teen Spirit


など!


聴き比べたらなんとなく
曲の雰囲気の違いが
わかったのではないでしょうか?


他のキーにもそれぞれ特徴があります。


以下に簡単にまとめているので、
曲作りの参考にしてみてください。

Dメジャー神聖な感じ
Dマイナー悪魔的な悲しさ、絶望的感情
Eメジャー世俗的な感じ
Fメジャー平和、柔らかい
Fマイナー悲しくも美しい印象
Gメジャー雄大、自然
Gマイナー無気力さ
Aメジャー情熱的、ストレートな希望
Aマイナー悲しみ、切なさ
Bメジャー不思議な輝きと神聖さ
Bマイナー失望感


さて、ここまで
キーの話をしてきました。


ここからは
転調について解説します。


そもそも転調とは何かというと….


楽曲が
あるキーから別のキーの
移ることです



例えばCメジャーの曲が
途中でAマイナーに
移るみたいな感じです。


キーを変えると
曲の雰囲気が変わるので、


曲に展開をつけたい時などに
用いられる手法です。


有名な曲だと


QueenのBohemian Rhapsody


宇多田ヒカルのFirst Love


などは転調が使われています。


例えばFirst Loveは最後のサビで
転調をすることで、
曲の盛り上がりを演出しています。


もちろんなくても良い曲なのですが、


転調があることで
終わりに向けて盛り上がっていく感じがあり、


最後までワクワクする
曲になっています。


このように転調を上手に使うと
曲のクオリティが一気に上がります。




では、むやみやたらに
転調して良いのかというと
そういうわけではありません。


まずそもそも転調は
乱用するものではないと
頭に入れておきましょう。


上記の曲のように転調が
上手く作用する曲もありますが、


上手に使わないと
曲そのものを台無しにする
可能性もあります。


転調はもろはの剣なのです!



また転調は音楽ジャンルによって
好まれたり、拒まれたりする
傾向もあります。


例えばJ-popは転調と相性が良い
音楽ジャンルといえます!


ですが、ヒップホップなんかは
転調をすることは滅多にありません。


もちろん音楽理論的に
正しい転調を行うのは
悪いことではないので、


曲の雰囲気を壊さないのであれば
どんなジャンルに使っても良いですが、


転調すれば曲のクオリティが上がる
と思い込むのは危険です!



では音楽理論的に
正しい転調とは何か…


ここについて話していきます!


先ほども話したように転調は
あるキーから別のキーに移るもの


ですが移るキーは何でも
良いというわけではありません。


転調しやすいキーと
そうでないキーがあるのです。


例えばCメジャーの曲の場合


Aマイナーへの転調→スムーズ


Fメジャーへの転調→ややスムーズ


Gメジャーへの転調→ややスムーズ


こんな感じになっています。


ではこれは
どうやって判断するのか…


そんな時に使うのが
五度圏という図表です!



五度圏について軽く説明すると…


・CからBまで12の音が
 時計のように配置された図のこと


・コード機能やコードの構造音が分かる


・属調や平行調などが一眼で分かる


といった特徴があります。


五度圏の使い方はいろいろあるのですが、
今回は転調をするときに
使う方法を解説します。




まず結論から話すと
Cメジャーがキー(主調)の曲から
別のキーに転調したいときは、


五度圏でCメジャーと
隣接するキーに転調するのが
一番スムーズです。


上の表の


Fメジャー(下属調)
Gメジャー(属調)
Aマイナー(平行調)


のことです。


なぜこの3つに転調するのが
スムーズかという話をします。


簡単に説明すると
曲を構成する音が似ているからです。


例えば
Cメジャーは「C,D,E,F,G,A,B」
の7音で構成されています


一方でFメジャーは「C,D,E,F,G,A,Bb」
の7音で構成されています


つまりBb以外は
CメジャーとFメジャーの
構成音は同じなのです!



これが例えば
Bメジャーだと「C#,D#,E,F#,G#,A#,B」
の7音で構成されていて、


Cメジャーと被る構成音は
EとBしかありません。



これが転調しやすいキーと
しにくいキーがある仕組みです。


そして毎回頭の中で
こういうことを考えるのが
難しいという人が、


パッとみただけで
転調先を判断できるのが
五度圏という図です!


音楽理論に自信がない方も
五度圏を使ってみると
転調先のキーを選ぶことができます。



最後に…

本日は転調について解説しました。


冒頭でも話しましたが、
転調は曲を作る時に
役立つ音楽理論です。


転調を知らなくても
もちろん楽曲制作はできますが、


音楽理論として知っておくと
いざという時に
役に立つかもしれません。


今回は転調について
軽く話しただけですが、


もし興味が湧いた人は
自分でさらに勉強してみて下さい!


結構面白いですよ!


そして今日の内容を
ぜひ自身の制作活動に
活用してみて下さい。


それではまた次回の記事で
お会いしましょう!

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