ヒップホップサブジャンル紹介 Part.1

雑談編



本日は
ヒップホップのサブジャンルについて
お話ししていきます!


なので


「普段からヒップホップをよく聞き
サブジャンルについて理解したい」


「ビートをこれから作る
もしくは作っている」


という人に向けた記事になります。


まず初めに、
なぜサブジャンルについて
理解するべきなのか
話します。


例えばあなたが
なんとなくビートを作ったとして、


サブジャンルを理解していないと
作ったビートを
宣伝することはできません



「ビート販売戦略」の
記事でも書きましたが、


作ったビートは周りに認知してもらい
誰かに使ってもらうことで
はじめて意味をなします。


いつまでも自分のパソコンに
保存しているだけだと
宝の持ち腐れです。




また、あなたがいくら良い
ビートを作っていたとしても、


宣伝する相手を間違うと
そのビートは陽の目を浴びません



野球選手がサッカーチームに
自分を売り込みに
行っているような状態です。


ですが
サブジャンルを理解することで、


・自分が作っているビート

・作りたいビート


の理解が深まり、



適切な人に自分のビートを
届ける
ことができます。


またリスナーという視点からも
サブジャンルの知識はある方が良いです。


リスナーになぜ
サブジャンルの知識が必要かというと、


理解した方が
シンプルに楽しいからです。


ヒップホップはカルチャーを
大事にするジャンル
です。


歴史や背景を知るだけで、
1つの楽曲でも何倍も
聞こえ方が変わってきます。


ぜひヒップホップ好きの人は
サブジャンルにも注目してみてください。




ちなみに今回の記事はあくまで
個人的な意見です。


「ヒップホップ雑談」の
記事でも書きましたが、


ヒップホップは
他のジャンルを吸収しながら
常に形を変えています。


つまり
ヒップホップにおける
ジャンルの定義付けは、


年々難しくなってきています


何が言いたいかというと…


今のヒップホップにおいて、


サブジャンルの境目は
どんどん薄くなっています



ジャンルも人によっては
捉え方が変わります。


サブジャンルについて
理解を深めたい人は
今回の記事を参考に、


自分でもいろいろな曲を聞いて
自分なりの解釈をしてみて下さい。


では本題に入ります。




①ブームバップ(Boom Bap)



80’s 90’sのヒップホップ黎明期は
ほぼ全てのトラックが
このブームバップでした。


名前の由来は
キックの音をあらわす「ブーム」と、

スネアの音をあらわす
「バップ」から来ているそうです。


2010年代にトラップが急加速して、


「ブームバップは古臭い」


というイメージを持った人も
多いかもしれませんが、


実際今でもJ.Cole
Joey Bada$$など


ブームバップで活躍する
ラッパーも多いです。




最近だとモダンブームバップといって、


トラップとブームバップが
混ざったような
ジャンルもあります。


最近のブームバップが
聞きたい人は
J.Cole ,BAS ,Joey Bada$$ など


少し癖のある
ブームバップが聞きたい人は
Tyler The Creator,The Alchemistなど


昔ながらのブームバップが
聞きたい人は
Nas,DJ Premiereなど


がオススメです。


ちなみにブームバップの
話とセットになるのが、


イーストコースト


のヒップホップ
だと思います。


そもそもイーストコーストというのは
NYを中心に東海岸地域のことで、


ブームバップは東海岸で
発展したジャンルなので、


ブームバップの曲を
イーストコーストミュージック
呼ぶことも多いです。


ただし先ほど紹介した
Tyler The Createrは
西海岸のアーティストなので、


ブームバップのビートで
ラップはするけど、


イーストコーストミュージック
ではない
です。


ヒップホップのサブジャンルは、


・地域リリックの内容

・ビートの雰囲気

・アーティストの生活スタイル
 (ギャングスタ,エモ)    など


さまざまな要素によって
分類されるので
この辺は難しいかもしれません。



②ダーティーサウス



トラップの先駆けと言われており
その名の通りサウスから
発展したジャンルです。


シンセなどの電子音を
用いたサウンドと、


ブームバップに比べて
スローなテンポが特徴です。


Lil Wayne,Gucci Maneなどが
有名なアーティストです。



③Gファンク



90年代に西海岸で
流行したジャンルです。


サンプリングをメインに
シンセやピアノの音を
盛り込んだ曲が多く。


ラップはメロウで
聞きごごちの良い
曲が多いです。


アメリカでは元々70年代に
Pファンクという。


ファンクから派生した
音楽ジャンルがあったのですが、


Pファンクをサンプリング
することが多かったので
Gファンクと名前がついたそうです。


ちなみに、

Gファンクの「G」
ギャングのGです!




アーティストは、


Dr DreやSnoop Doggなどの
デス・ロウ・レコードが作りだす
悪い雰囲気のGファンクと、


Warren G,Nate Doggなどの
少しゆったりした
スタイルがあります。


ちなみにウェストコーストは
今でも人気のある
サブジャンルで、


最近だと
メロウなフロウが特徴の
Ty dolla Sing, Blxstなど。


西海岸のパーティーチューンを代表する
YG,Tygaなどが有名です。





最後に…


ここまでお話しして
ある程度サブジャンルの
理解が深まったと思います。


ですが文字を
見ているだけでは
音楽の知見は深まりません。


こんなジャンルが
あるのかと知ったら
まずは聞いてみて下さい。


音楽は実際に自分の耳で
聞くしかありません。


そしてここまで読んで
気が付いた方も
いるかもしれません…


「トラップを紹介していない」



次回の記事では、


・狭義・広義でのトラップとは


・トラップから派生したジャンル



を説明します!


今回の記事が
少しでも面白いと思った方は、


ぜひ次回の記事も
合わせてチェックお願いします!

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